ダンゴ3兄弟の遺跡 / Prasat Ban Muang Chan : 訪問日 06Dec2009







この遺跡はSri Sakaet県のA.Muang Chan、T.Muang ChanのBan Muang Chanにあります。
説明文は、表面が劣化して読めません。



遺跡を東から見たところ。

祠堂の形は、蓮の蕾の形ですが、
ぱっと見た時、
ダンゴが3つ重なって串にささっている
ダンゴ3兄弟を思い浮かべてしまいました。








祠堂に近づいて見たところ。

















南から見たところ。

















西から見たところ。

















北から見たところ。

















お寺の本堂の北東にも、小さな建造物が、
あります。
雨に晒されないように屋根が設置されています。

南東から見たところ。









東から見たところ。













北から見たところ。













西から見たところ。
西側に階段と入口があります。












壁の左右には木の装飾があります。(西側の壁)



































建物の内部です。













窓の上には、木の板で壁石を支えています。
壁には漆喰が残っています。

いつの時代の物でしょうか?










建物内部にあった遺物です。



























北西角に残っていた装飾です。













東側の壁に残っていた木の装飾です。



































お寺の敷地内にあった祠の内部です。

木彫りの男女の像があります。
更に木の像のような物が?
細い木は、何でしょうか?









遺跡を東から見たところ。













遺跡の東側にはバライがありました。













私が訪問した日は、多くの人が集まっていました。
お寺の偉いお坊さんが亡くなったとの事でした。

その中のお坊さんの格好の人が、話しかけて来た。
「どこから来たのか?何をしに来たのか?」よくいるタイ人ではなく、
少し高圧的な雰囲気がありました。

そこへ少し片言の英語が喋れるタイ人が出てきて、この人はキング(王様)だとの事。
私にとってタイの王様はプミポン国王(ラマ9世)しか知らないので、
首を傾げていると、どうもこの地域の王であると言っているようです。

タイは、その昔、小国家が集まって国を成したと聞いた事があるので、
その小国家の王の末裔かも。
いや、今もこの地域で敬われている王なのかもしれない。

その後、その英語が喋れるタイ人は、めずらしい物があると言って、
いろいろ案内してくれました。



これは、時を知らせる為に、打つのだと言っていました。

















これは、正に太鼓です。

どちらが
朝だったか、昼だったか覚えていませんが、
朝と昼で打つ楽器が決まっており、
時を知らせるとの事でした。








そして、
個人的には現代のお寺にはあまり興味がなく、
あまり乗り気がしませんでしたが、
「本堂の仏像も見て行け、古い物だ。」と、
わざわざ鍵を開けて勧めるので、覗いてみました。









私は、古い物かどうか識別はできません。
しかし、
顔付は、現代、または、アユタヤ、スコータイ期の仏像とは
異なるように見えます。

例え古く無いとしても、
この大きな丸顔、朴訥な顔付きがいいと思います。










片言の英語が喋れるタイ人は、
「この村は貧しい、観光客が来るような村では無い、どうやってこの遺跡を知ったのか?
インターネットか?」と話を掛けて来ました。
そして、いろいろ説明をし出した時は、チップ目当てではと、勘ぐってしまいました。
でも、結局いろいろ案内してくれたので、
気持ちとして心づもりを渡そうとしたら、断られました。
最初にチップ目当てと勘ぐった事を、本当に恥ずかしく思いました。
彼には、「日本へ帰ったら、この遺跡を紹介しておくからね。」と言って別れました。

チップに関して、タイでは元々チップの習慣はありません。
外国人が多いバンコクや、日本人が多いシラチャ等を離れて、
イサーンの田舎で食事をして、チップを渡そうとすると、何これ?と言う顔をされます。
「郷に入れば、郷に習え」で行こうと思います。




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